狩猟鳥としてのカワウ、駆除が関の山!

この記事の概要、

・カワウは駆除対象!
・鮎の天敵!カワウ
・カワウの潜水動画

カワウは狩猟鳥であるが、鳥撃ちハンターでさえも敢えてカワウ撃ちに行く人は先ずいないでしょう。

一言で言ってしまえば、ズバリ獲物としての価値がない!
剥製としての見栄えもないし、また、カワウの肉を食べたと言う話しも聞いたことは有りません!

ムクドリ同様、狩猟鳥ではあるが撃つ人は、あまりいないということですね。

カワウは有害鳥駆除のターゲット

カワウは、有害鳥獣駆除の対象として毎年、非猟期も含めてあちこちの河川で実施されています。
河川の土手に「カワウ駆除実施中、注意」の看板をよく見かけます。

カワウの駆除要請は該当河川の漁協やヤマメ養殖業者が自治体に依頼して行われるようです。

筆者も一度カワウの駆除に参加したことがあります。
警戒心が強く、なかなか近寄って撃つことができません。

また、発砲して一度散らばると、なかなか戻ってきません。

カワウの習性

カワウは、カツオドリ目ウ科に属する鳥類です。
名前の由来は、河に生息するという意味なんですね!

湖沼や河口付近、浅海域などでも見られます。
真っ黒な羽毛をしていますが、繁殖期には頭部や腰部に白い羽が生え、目の下やくちばしの付け根が色づきます。
カワウ水中捕食することが得意で水面を泳いだり潜ったりします。
反面、枯れ枝や岩の上で翼を広げて乾かしたりします。

カワウは本州から九州にかけて繁殖し、北海道や南西諸島には夏鳥や冬鳥として飛来します。
カワウの個体数は近年増加傾向にあるのも天敵不在の状況が一因かも知れません。

鮎の天敵!カワウ

カワウ天敵なんですね。
潜水して鮎を捕らえて飲み込んでしまうんですから、相当な潜水能力と言えます。

その潜水能力の源は水かきにあるんでしょうね。
また、カワウは水鳥でありながら木や電柱にもとまります。
水かきの付いた足でしっかり体を支えています!

同じ鵜の仲間でウミウがいますが、鵜飼で使われる鵜はカワウではなく、ウミウなんですね!
どちらにしても水中に潜って鮎を捕らえるのが上手です!

なお、ウミウは非狩猟鳥でありカワウと見分けが難しいですが、ウミウはその名のとおり生息場所がほとんど海、カワウ湖沼なので間違えることはないでしょう。

警戒心の強いカワウですが、場所によっては人に慣れてしまっている様な鵜もいます!

カワウの潜水動画

↓の動画は散歩コースで撮影したカワウです。

こちらの動画もどうぞご覧ください。


コチラは群れで舞うカワウ