狩猟免許試験対策|鳥獣判別の押さえどころ!(第一種銃猟編)

この記事では次のことが学べます。

・狩猟鳥獣判別の基本
・第一種銃猟での狩猟鳥獣判別
・誤認され易い鳥獣の判別

狩猟免許試験における難関の一つ!鳥獣判別。

日本国内で狩猟によって捕獲できる鳥獣の種類、いわゆる狩猟鳥獣は全部で46種。
それ以外の鳥獣はすべて狩猟対象外となります。

第一種狩猟免許で出題されるのはおおむね、
・狩猟鳥獣28種
・狩猟鳥獣と誤認され易い鳥獣27
以上のなかから、16種類出題されます。

鳥獣判別の試験では、提示された画像等を5秒くらい見て狩猟鳥獣か否かを解答する必要があります。

狩猟鳥獣であれば、その名前(種類)を答える
・非狩猟鳥獣であれば、名前(種類)の解答は不要

狩猟鳥獣判別の基本

(1)小鳥類狩猟鳥スズメ(ニュウナイスズメを含む)、ヒヨドリムクドリだけ。
以前は、スズメ、ニュウナイスズメだけでしたが、ヒヨドリとムクドリが狩猟鳥に編入されたので現在は、

スズメ
ニュウナイスズメ
ヒヨドリ(※)
ムクドリ

これだけ、しっかり覚えておけば大丈夫です。

※ ヒヨドリは一部地域(東京都小笠原村、鹿児島県奄美市、沖縄県)で捕獲禁止となっています。

(2)白い鳥禁鳥(非狩猟鳥)
シラサギ、オオサギ等、体全体が白い鳥は非狩猟鳥です。
これらの鳥は判別試験には先ず出題されないでしょうけど念のため、と言うより実猟で誤射しないよう気をつけましょう。

(3)猛禽類は禁鳥
モズ、コノハズク、フクロウなどの猛禽類は禁鳥。
猛禽類はくちばしをみれば一目でそれとわかります!
これらの鳥も判別試験には先ず出題されないでしょうけど念のため、と言うより実猟で誤射しないよう気をつけましょう。

第一種狩猟免許で出題が想定される狩猟鳥獣および狩猟鳥獣と誤認され易い鳥獣の判別

以下の画像は、狩猟読本に掲載されている画像がそのまま出題されることを前提に掲載し、覚え方もその画像を元にコメントしています。


第一種狩猟免許で出題が想定される狩猟鳥獣判別の仕方

アナグマ


アライグマ


オナガガモ


カルガモ


キジ


キジバト


キツネ

犬に似ている。


キンクロハジロ


クロガモ


バン
※ バンは令和4年9月15日から狩猟鳥獣の対象外となりました


ゴイサギ
※ ゴイサギは令和4年9月15日から狩猟鳥獣の対象外となりました


コガモ


コジュケイ


シマリス


スズガモ


スズメ

お馴染みの小鳥。コメント不要!


タイワンリス


タシギ


タヌキ

どこから見ても”タヌキ”


ニュウナイスズメ

スズメとの違いがパット見難しいので、
狩猟読本の画像がそのままの前提で、二羽セットの方が「ニュウナイスズメ」。


ハクビシン


ハシビロガモ


ヒヨドリ

ナンテンの実をくわえているのが、「ヒヨドリ」。


ホシハジロ


マガモ

通称”アオクビ”、現物はもっと鮮やかな緑色をしてます!


ミンク

この容姿で覚える!


ムクドリ

いつも群れで行動。


ヤマシギ

くちばしが長く、タシギより少し大きい。


ヤマドリ

尾はキジより長い。ホオはキジ同様で真っ赤。
この画像は本物とちょとイメージが違う!
メスは禁鳥。


ヨシガモ


ここからは、第一種銃猟免許で出題が想定される狩猟鳥獣と誤認され易い鳥獣の判別の仕方

非狩猟鳥獣の名前(種類)は覚える必要なし!

アオバト

全体が薄緑っぽいのが特徴。


ウミアイサ


オオバン


オシドリ

これほどハデハデの鳥も珍しい!


オナガ


カケス

紅葉モミジとセットで覚える!


カシラダカ


カモシカ


カワラヒワ


コオリガモ


ササゴイ


ツグミ


ドバト


トモエガモ


ニホンリス


ヒクイナ


ビロードキンクロ


ホオジロ


ホオジロガモ


マガン

首が曲がってる、まがってる、マガッテル・・・マガン
曲がっているのはダメとだけ覚えておけばOK


ムササビ

滑空画像に注目。モモンガ同様、滑空しているのはダメ!


メスイタチ

形での判別は難しい!オスより小さい。
”メスイタチ”と提示されたら「ダメ」で正解。
「メス」と明示されていなければ、大きさで判断する。
実物大で頭胴長が15㎝~20㎝程度であればメス
同じく、30㎝~40㎝であればオス
イタチ雌雄同色なので大きさで判断する。


モズ

この画像、「くちばし」だけでは判別しにくいですが、”はやにえ”で判断!


ヨシゴイ

以上。
やはりカモ、水鳥類がやっかいですね!


まとめ

以上、判別の仕方は、あくまでも試験に合格するための方法として書いています。
実猟となると想定外の事象が発生することが多いと思います!

銃猟においては、狩猟鳥獣か否か判別に自信がない場合は発砲しないが鉄則です。
あっ、間違って撃ってしまった!じゃ済まされません。

誤認捕獲であっても、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられる場合があります。

さて、鳥獣判別の仕方、肝を押さえたところでテスト!

↓の動画(Youtube)を再生すると鳥獣判別のテストができます。

注! 動画の中では「ゴイサギ」、「バン」が狩猟鳥獣となっていますが、令和4年9月15日から狩猟鳥獣の対象外となりました。(動画作成時は狩猟鳥獣でした。)