22 Aug 2020
この記事では次のことがわかります。
・狩猟免許に必要な診断書とは
・診断書の様式(用紙)の取り方
・受診する診療科について
この記事はこんな人にオススメ
・狩猟免許申請に添付する診断書の要件を知りたい人
・受診すべき診療科を知りたい人
狩猟免許試験の申請にあたっては、
「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」の既定によって、申請者の欠格事由となる病症等の確認のため、「医師の診断書」を添付しなければなりません。
なお、狩猟免許用の診断書は狩猟免許試験の種類(網猟、わな猟、第一種銃猟及び第二種銃猟)に係わらず必要となります。
銃器を使用しない、網猟、わな猟でも必要なんですね。
また、狩猟免許新規取得の場合のみならず、狩猟免許更新の場合も必要となります。
狩猟免許に必要な診断書とは
都道府県によって様式に若干違いはあるものの、概ね下記事項の有無が診断項目になります。
・統合失調症であるか
・そううつ病(そう病及びうつ病を含む。)であるか
・てんかん(発作を再発するおそれがないもの、発作が再発しても意識障害がもたらされないもの及び発作が睡眠中に限り再発するものを除く。)であるか
・介護保険法第5条の2に規定する認知症であるか
・アルコール中毒であるか
・麻薬中毒であるか
・大麻中毒であるか
・覚せい剤中毒であるか
・自分の行為の是非を判別して行動する能力が欠如または著しく低い者であるか
狩猟免許用診断書の様式を取るには
狩猟免許試験の申請に添付する診断書の様式は、基本的に各都道府県で指定された様式を使用する必要があります。
その様式(用紙)は、狩猟免許試験を受ける都道府県、つまり自分の住所地である都道府県のホームページからダウンロードできます。
様式を取るのに必要な機器(PC、ネット回線等、プリンター等)を持っていない人は、猟友会(支部)から調達できます。
ただし猟友会に加入していないと入手出来ないかも・・。
そんな場合は、都道府県の該当窓口に行けば入手できます。
狩猟免許取得用の診断書はどこで?診療科、何科に行けばいいの?
前述、欠格事由の項目からすると精神科医の診断書が必要。
と思いきや、狩猟免許取得のための診断書は指定医や専門医の規定はないんですね。
(但し、歯科医ではダメです。)
と、言うことで狩猟免許用の診断書は、かかりつけの医院でも良いし最寄りの医院でも大丈夫です。
内科でも外科でも大丈夫です。
猟友会(支部)によっては、医療機関(医師)を紹介してくれるところもあります。
診察券とか健康保険証など持参しなくても所定の様式を持っていけば作成してもらえます。
<診断書の様式>
神奈川県の診断書様式(pdf) ⇒ コチラからダウンロードできます。
下記、様式はこの記事投稿時点のものです。
■ 様式サンプル
<神奈川県版>
<北海道版>
狩猟免許用診断書の取得にかかる費用(料金)はいくら?
診断書の料金については、一律いくらと決まっている訳ではないようです。
医院によりけりですが、通常の疾病の診断書にかかる費用と比べると安いようです。
まとめ
狩猟免許取得に必要な診断書は前記のとうり、かかりつけの医師または最寄りの医師でOK。
但し、銃砲の新規所持許可及び許可の更新の際に必要な診断書は「精神保健指定医、または必要な知識経験を有すると都道府県公安委員会が認める医師が作成するもの」となっています。
また、診断書の様式ですが、上記の例のごとく都道府県によってマチマチ。
住所地(都道府県)指定の診断書様式を用意しましょう。