12 May 2020
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・仙人杖を作るには先ず素材選びから
・仙人杖に使う材料の加工
・組み付けと仕上げ
仙人杖!?
仙人杖は歩行の補助用具として使うというより、
・アクセサリーとして、
・世界唯一のオリジナル杖として、
・子供の学芸会等で使う小道具として、
等々、用途は様々でしょう。
もちろん、杖本来の用途として使うことも可能です。
そんなオリジナル仙人杖を作ってみました。
(アクセサリーとしての仙人杖は1年草のアカザやアオザを使うのが一般的ですが、ここではそれと違います。)
仙人杖を作るには先ず素材選びから
↓の写真、大物猟をやっているとき山中で見つけたものです。
何の木か、木の種類はわかりませんが、
多分、山アケビが巻き付いて絞り込まれたんでしょう。
(杉、ヒノキなどの植林された木ではありません。)
見つけたときは、ツルも無くなっていたのでハッキリ分かりませんでした。
そのときは、杖を作ろうなんてこれっぽっちも思いませんでしたがなにか、面白そうなので頂いておいた次第です。
仙人杖の材料
仙人杖に限りませんが、杖を構成する部分として、
・杖本体
・握り
・先ゴム
以上が最低限必要となります。
筆者が使った材料は↓の写真のとうりです。
仙人杖に使う材料の加工
1.杖本体
適当な太さ(細さ)になるまで削り込んでいきます。
このとき、素材本来の味を活かすため均一に削るのではなく、木肌や、節、虫の食われた穴などがあれば自然ぽく残すと面白味が出てきますね!
杖の長さは、用途によって決めればいいです。
単に飾りとして作るなら適当に長めでもいいですし、杖本来の使い道(補助用具)としてであれば、一般的に「身長÷2+3」の計算式で導き出す長さが最適とされているようです。
現に、この計算式で長さを求めて作ってみたら納得できました!
ただ、身長が同じでも人によって腕の長さはマチマチです。
なので、長さを決めるときは何か他の棒っ切れでも使って試してた方がいいです。
また、杖にかなり頼る場合、つまり歩行のとき体重をかけることがある場合は短めの方が使い易いです。
2.握り
鹿の角を使いました。
グループ猟で射止めた鹿の角を分けてもらい保管しておいたものです。
鹿角はもの凄く堅いです。
ノコギリでも切れますが、鉄などを切るときに使うディスクグラインダーで切りました。
切った後はベルトサンダーで面取りします。
仙人杖の組み付けと仕上げ
1.握り部分を本体に圧着
握りと杖の接着部分を隙間が無いように平らに削ります。
接着はボンド(ボンドEセット)を使いました。
このボンド、乾きは遅いですが接着力は抜群です!
ただし、接着した時点では、ガムテープで固定するなど動かないように固定することがポイントです。
48時間くらいでバッチリくっつきます。
ボンドだけでも十分な強度を保てますが、杖本来の用途に使用、且つ、杖に体重をかける様なことがある場合は、ビス止めすることをオススメします。
(自己責任において強度補強してください。)
2.塗装
塗装に使う材料、色は各人の好みによるところが大きいと思いますが、筆者は人工漆(透明)を使いました。
塗るのは、杖本体の部分だけです。
握り部分(鹿角を使う場合)は敢えて塗らない方がいいです。
人工漆は薄め液で薄めて塗りますが、
最初は、うんと薄め(8:2程度)に塗ります。
ある程度乾燥したら、2度目、3度目と数回塗りますが、だんだん濃い目にしていきます。
3.先ゴムの取り付け
先ゴムは、ドラッグストアとかホームセンターで売っています。
先ゴムは、固めに差し込む程度に杖先端を削っておけば接着剤を付ける必要はありません。
また、先ゴムは消耗品でもあるので、すり減ったら交換する上でも接着剤は使わない方がいいです。
4.まとめ
1.先ず素材を探す
2.材料を加工する
3.組み付ける
4.装飾して仕上げる
以上で完成ですが、用途によって材料や組み付け方も様々です。
世界中でただ一つのオリジナル杖作り、挑戦してみてください。