国鳥キジの天敵|獣・猛禽類・人間!

この記事ではキジの天敵についてまとめています。

日本の国鳥であるキジは、その美しい姿と鳴き声から多くの人々に親しまれています。

また、狩猟会においては鳥撃ちハンターにおいて絶好のターゲットでもあります!

言ってみれば、ハンターたる人間様がキジの天敵でもあります。

自然界におけるキジの天敵

キジの天敵は、大きく分けて以下の3つに分類できます。
・哺乳類
タヌキ、キツネ、テン、ハクビシンなど

キジは1日のうち、ほとんどの時間を地上で生活しています。
夜間も木にとまることもないので、これらの哺乳類に襲われて捕食されることが多いんですね!
これらの動物は、キジの卵やヒナ、成鳥までを捕食します。
・鳥類
ワシ、タカ、フクロウ、など
これらの猛禽類はキジに限らず、小鳥を含めて捕食します。

人間もキジにとっては天敵か!

キジは狩猟鳥獣に指定されており、許可なしに勝手に捕獲することはできませ。

合法的に捕獲するためには、狩猟免許を取得する必要があります。
その上で、捕獲することは可能となります。
ただし、狩猟による捕獲でも厳しい制限があります。

・狩猟者登録
狩猟免許を取得しただけでは狩猟はできません。
実際に狩猟を行う都道府県ごとに狩猟者登録する必要があります。
その際、狩猟免許の種類に応じて狩猟税を納めなければなりませ。

鳥類たるキジを捕獲する手段としては銃猟(散弾銃)となります。
ワナやライフル銃で捕獲することはできません。
その散弾銃による捕獲(射獲)には「第1種狩猟免許」が必要。
狩猟税は16,500円/1都道府県となります。

・狩猟期間
狩猟免許を取得した、狩猟者登録も済ませた。さあ出猟!
と言う訳にはいきません。

北海道を除く本州以南においては、狩猟できる期間が11月15日~翌年の2月15日までとなっています。
(一部獣類について、府県により狩猟期間が異なるところもあります。)
なお、日本キジは北海道には生息していません。
・捕獲羽数制限
1日に捕獲できる数はキジ、ヤマドリを含めて2羽までとなっています。
また、捕獲できるのはいずれもオスのみなんですね、メスは禁鳥。

キジはいつ国鳥に指定?

キジは1947年に日本の国鳥として選ばれたんですね。

この決定は、日本鳥学会が文部省の依頼に応えたものです。
選考過程では、ヤマドリウグイスヒバリなども候補に挙がっていたそうですが、キジが最終的に選ばれた背景には複数の理由があります。

キジは日本固有の種であり、その存在は古事記や日本書紀にも記載されています。
また、民話においても桃太郎の物語など、古くから日本人に親しまれてきました。

オスのキジはその美しい羽と力強い飛翔で、男性的な美を象徴しています。
一方、メスは「焼け野のきぎす」と称されるほど、危険を顧みずに卵やヒナを守る母性愛と勇気の象徴とされています。

これらの特徴が、キジ国鳥にふさわしい存在として選ばれる理由となったようです。

まとめ

近年、キジヤマドリの生息数が減っています!
狩猟による捕獲以前に自然界の天敵による影響、さらには生息環境などが原因していると考えられます。

国鳥たるキジの保護、増殖を図りたいですね。