15 Apr 2023
鳥撃ちハンターにとって絶好のターゲットであるコジュケイ。
歩く姿を見かける方が多いコジュケイ。
そのコジュケイ、言わずもがな飛びます!
その飛鳥スピードたるやヤマドリの沢くだり、とまでは行かないまでも結構速いです!
ただ、その飛鳥距離は短かく、いいとこ数十メートル、高さもキジ、ヤマドリほど高くは飛び上がりません。
そのためコジュケイ猟は水平撃ちになりやすく危険なんですね。
コジュケイの習性
コジュケイは、北海道、沖縄を除く全国的に分布している留鳥です。
生息場所は平地の河川敷や人家付近の藪や雑木林で、十数羽の群れをつくっていることが多い鳥です。
追われたりしないと飛ぶことは少なく群れをなして歩くことの方が多い鳥です。
木にも止まったりしますが、あまり高い木には止まりません。
食性は雑食。
コジュケイの特徴
大きさは、ほぼキジバトと同じくらい。
尾は短く、ややずんぐりした感じです。
ウズラと姿、形は似ているが大きさはウズラより大きく、飛び方はヒラヒラと飛ぶウズラに対して地面に沿って直線的に飛ぶのが特徴。
飛鳥スピードはコジュケイの方が断然速いです。
雌雄同色で大きさも同じ。
外見は説明するより画像を見てのとおりです。
コジュケイの1日当たりの捕獲制限は5羽
以前(昭和の時代)、コジュケイはちょっとした藪や河川敷など、どこにでもいました!
飛鳥スピードは速く、鳥撃ちハンターにとって絶好のターゲットだったんですよね。
狩猟に猟犬は付きものですが、その当時は犬無しでもコジュケイ猟が可能でした。
いわゆる踏みだしというやつです。
行きつけの猟場であればどの辺に潜んでいるかだいたい分るんですよね。
その場所に石を投げたり、近寄って音をたてると一斉に飛び出します。
でも、そんな場合、近すぎてなかなか命中しません!
それほど多くいたコジュケイ、どこへ行ってしまったのか?
天敵のタヌキや生息場所の環境が影響しているんでしょうね。
1日5羽が定数(令和5年時点、1日当たりの捕獲上限数)となったコジュケイ。
コジュケイは的も小さいし、長く飛ばないので射獲が難しい鳥です。
肉も美味しいコジュケイ、以前のように身近な鳥になって欲しいです。
コジュケイが販売されているってホント!
飼育されているコジュケイ、キジ、ヤマドリが販売されています!
もちろん誰でも購入できます。
販売されているのは、茨城県日立市の「日本キジ・ヤマドリ養殖センター」です。
野生のコジュケイやキジなどは許可なく飼育することは禁止されています。
でも、飼育用に販売されているコジュケイ、キジ、ヤマドリは無許可で飼育できるんですね!
飼育するからには餌が問題になります。
野生のコジュケイが食しているムカゴや草の実など毎日与えるのは至難の業ですが、コジュケイは本来雑食、ニワトリ用の餌で飼育できるんですね。
それなら誰でも飼育できそうです。
ムカゴ(ヤマイモの実)
ただ、飼育環境は外敵(イタチ、ハクビシン等)に襲われないように頑丈な飼育小屋が必要です。
また、できるだけ自然環境に近いような工夫も可能な限りした方がいいです。
コジュケイはれっきとした野鳥
主に根雪のない地域の林や平地に生息し「チョットコイ チョットコイ」という大きな声で鳴くことで知られています。
特にその鳴き声は非常に大きく、また「キョッ、キョッ」と繰り返したり、「ピョー」という声も出します。
コジュケイは雑食性で、種子や果実、昆虫などを食べます。
繁殖期には地面の窪みに巣を作り、通常7-8個の卵を産みます。
あまり飛ぶことをしないコジュケイ、ヒナを連れて歩いている姿をよく見かけました。
最近を数が減ったせいか、あまり見かけなくなりましたね。
人間との関係!
日本にはペットとして台湾種テッケイが移入された。
狩猟用に基亜種が1919年に東京都や神奈川県で、亜種テッケイが1933年に埼玉県や兵庫県で放鳥された。
身体に似合わぬ大きな声で鳴き、それが「チョットコイ、チョットコイ」と聞こえることから、
「警官鳥」と俗称されることがあった。
近年は住宅地にも現れ、夜明け頃から鳴きだすため、特有の大音量の鳴き声が目覚めの害となり嫌悪され、害鳥扱いになる場合がある。
引用;ウイキペディア