狩猟とは?(狩猟免許取得~狩猟ができるまでの流れ)

管理人
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この記事では、狩猟ができるまでの流れにつて解説しています。

<目次>
狩猟とは?
狩猟免許の種類と猟具
狩猟免許とは?
狩猟免許試験について
狩猟免許初心者講習会とは?
狩猟免許試験の概要<
狩猟者登録とは?
狩猟者登録するのに必要なものは?
狩猟期間とは?
狩猟鳥獣とは?
まとめ;狩猟免許取得~狩猟ができるまでの流れ

狩猟とは?

現代の狩猟は法律によって厳しく制限されています。

狩猟するには、先ず、狩猟免許試験に合格して「狩猟免許」を取得する必要があります。
さらに、狩猟免許を所持した者が「狩猟者登録」「狩猟期間」に限定して狩猟が許可されている場所で、「法定猟法」によって捕獲が許可されている「狩猟鳥獣」を許可されている「上限数内」で捕獲すること。

何か!法律がんじがらめの感じですね!

もう少し具体的に掘り下げると、
狩猟とは?、使用する猟具に応じて、
・網猟免許
・わな猟免許
・第一種銃猟免許
・第二種銃猟免許
に分れています。

狩猟免許の種類と猟具

狩猟するには、免許に対応した猟具(法定猟具)を使う必要があります。

免許の種類 猟 具 の 種 類
網 猟 むそう網、はり網、つき網、なげ網
わな料 くくりわな、はこわな、はこおとし、囲いわな
第一種銃猟 散弾銃、ライフル銃、空気銃(ガス銃を含む)
第二種銃猟 空気銃(ガス銃を含む)
以上の猟具に限られており、こん棒を使ったり、爆薬を使って獲物を獲ったりすることはできません。

また、銃猟免許においては、銃刀法に基づく「銃の所持許可証」を別途取得する必要があります。

狩猟免許とは?

狩猟免許試験に合格すると、「狩猟免状」が交付されます。
この狩猟免状、狩猟者登録する際必要となります。

さらに、狩猟免許には有効期間があり、当初は約3年、更新後は3年となります。

狩猟免許を初めて取得した年、又は、狩猟免許更新した年から数えて3年目の9月14日が有効期間の満了日となります。

狩猟免許の有効期間満了前に都道府県が開催する狩猟免許更新適性検査(経験者講習)を受講し、適性検査に合格すると新たな「狩猟免状」が交付されます。
従って二回目以降の有効期間はキッチリ3年となります。

狩猟免許試験について

狩猟免許試験は全国、都道府県で年数回行われています。
なお、受験の申請は住所地の都道府県に行う必要があります。

試験日時および回数は各自治体によってマチマチです。

狩猟免許初心者講習会とは?

狩猟免許初心者講習会は、新規に狩猟免許を取得しようと考えている人を対象とした講習会で、講習会の主催母体は猟友会となります。
(自治体が主催するところもあるようです。)

地域によっては、事前講習会というところもあります。
受講は任意ですが、狩猟免許試験における技能試験(わなの設置や銃器の操作等)を一発で突破するには、ほぼほぼ必須と思われます。

なお、受講にはテキスト代を含めて1万円前後の費用がかかります。
自治体によっては、無料のところもあるようです。

狩猟免許試験の概要

狩猟免許試験は、免許の種類に関係なく次の順で行われます。

知識試験の概要
●鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法令
●猟具に関する知識
●鳥獣に関する知識
●鳥獣の保護及び管理に関する知識

適性検査の合格基準
●視力(矯正視力可)
わな猟・網猟…両眼0.5 以上
第一種銃猟・第二種銃猟…両眼0.7 以上かつ片眼0.3 以上
●聴力(補聴器の使用可)
10メートルの距離で90デシベルの音が聞こえること
●運動能力
四肢の屈伸,挙手及び手指の運動が可能であること

技能試験の概要
<網猟・わな猟>
●猟具の判別
使用可能な猟具と使用禁止の猟具を判別する
●猟具の架設
使用可能な猟具を捕獲可能な状態に架設する。
<第一種銃猟>
●模造銃の点検,分解及び結合
●模造銃の装てん,射撃姿勢及び脱包
●団体行動時の銃器の取扱い及び銃器の受渡し
●休憩の際の銃器の操作
●空気銃の取扱い(圧縮操作,装てん,射撃姿勢)
●距離の目測
<第二種銃猟>
●空気銃の取扱い(圧縮操作,装てん,射撃姿勢)
●距離の目測
<各免許共通>
●鳥獣の判別
狩猟鳥獣か非狩猟鳥獣の判別
※狩猟鳥獣は,鳥獣の種類まで回答する必要があります。
※免許の種類によって対象となる狩猟鳥獣が異なります。

以上となりますが、技能試験知識試験適性検査合格しないと受けることはできません

狩猟者登録とは?

狩猟免許取得しただけでは狩猟することができないんですね!

実際に狩猟をするためには、狩猟したい場所を管轄する都道府県で狩猟免許に応じた「狩猟者登録」をすることによって、
・当該都道府県において
・当年度狩猟期間中
・狩猟免許に応じた猟具によって
狩猟することができる。

つまり、日本全国どこの都道府県でも狩猟はできるけれど、都道府県ごとに狩猟者登録する必要があるということです。
当然、その都道府県別に狩猟税を納めなければなりません。

狩猟者登録するのに必要なものは?

1.狩猟者登録申請書
2.狩猟免状
3.狩猟により生ずる危害の防止又は損害の賠償に係る要件を申請者が備えていることの証明書
4.写真(2枚)
5.登録手数料および狩猟税

免許の種類 手数料 狩猟税(通常) 狩猟税(※)
網・わな 1,800円 8,200円 5,500円
第一種銃猟 1,800円 16,500円 11,000円
第二種銃猟 1,800円 5,500円


県民税の所得割の納付を要しない方

狩猟期間とは?

狩猟期間は、北海道とそれ以外の都府県で異なります。

北海道:毎年10月1日~翌年1月31日
北海道以外:毎年11月15日~2月15日

基本、上記期間となりますが、都道府県(地域)や鳥獣の種類によって狩猟期間が異なる場合があります。

狩猟鳥獣とは?

狩猟によって捕獲等が認められている野生の鳥及び獣(ほ乳類)を「狩猟鳥獣」といいます。

鳥獣の増殖状況や生活への被害状況によって「狩猟鳥獣」に編入されたり、除外されたりすることがあります。
また、都道府県によっても異なる場合もあります。

平成29年9月現在の狩猟鳥獣

狩猟鳥類(28種類)
カワウ、ゴイサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、
ヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、
ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、
エゾライチョウ、ヤマドリ、キジ、コジュケイ、
バン、ヤマシギ、タシギ、キジバト、ヒヨドリ、
ニュウナイスズメ、スズメ、ムクドリ、ミヤマガラス、
ハシボソガラス、ハシブトガラス

狩猟獣類(20種類)
タヌキ、キツネ、ノイヌ、ノネコ、テン、
イタチ(オスに限る)、チョウセンイタチ、ミンク、
アナグマ、アライグマ、ヒグマ、ツキノワグマ、
ハクビシン、イノシシ、ニホンジカ、タイワンリス、
シマリス、ヌートリア、ユキウサギ、ノウサギ


まとめ;狩猟免許取得~狩猟ができるまでの流れ

<1>狩猟免許試験の準備
事前講習会の受講がオススメ。

この講習会の受講は任意ですが、初心者がいきなり狩猟免許試験に臨むのは、ちょっとハードルが高いかも知れません!

テキスト代を含めて有料(ほとんどの都道府県)ですが、事前に申し込んで受講された方が良いかも。

<2>狩猟免許試験の申込み
・狩猟免許の種類(網猟、わな猟、第一種銃猟、第二種銃猟から選択)
・日にち
・場所
以上を決めて申し込む。

飛び込みで受講することはできないんですね。

<3>狩猟免許試験の受験
猟具の種類ごとに、
・知識試験
・適性検査
・技能試験
があります。

<4>狩猟免許の取得
上記試験に合格すると、「狩猟免状」が交付されます。

<5>猟具の用意
・網
・わな
・銃
※ 銃猟の場合は別に銃砲所持許可を取得

<6>狩猟者登録
狩猟税、手数料を支払って狩猟者登録すると、
・狩猟者登録証
・狩猟者記章
・ハンターマップ
・その他(県猟友会からのパンフレット)
等々が交付されます。

<7>狩猟
狩猟者登録証、狩猟者記章、銃砲所持許可証(銃猟の場合)を携行し、狩猟が禁止されていない場所で狩猟ができる。


<参考>



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