狩猟免許試験の例題、まとめてみました!

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この記事では、

管理人
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・狩猟免許試験の構成
・狩猟免許試験の例題と解答
・都道府県別狩猟免許試験の日程(別ページへリンク)
について掲載しています。

この記事はこんな人におすすめ!

・狩猟免許取得を目指す
・狩猟免許試験の問題(例題)で受験準備

狩猟免許試験の構成

狩猟免許試験は、次の3つに分れています。
1.知識試験
2.適性試験
適性検査の内容に関しては ➡ コチラ
3.技能試験
狩猟免許試験における【技能試験】に関しては ➡ コチラ

ここでは、その内のひとつ「知識試験」に出題が想定される問題を例題としてまとめてみました。
なお、実際の試験における出題形式と出題数および合格基準は、次のとおりです。

(1)出題形式:三肢択一式
具体的には、各設問について、次のように出題されます。
■ ・・・・についての記述のうち、適切なものはどれか
■ ・・・・についての記述のうち、正しいのはどれか
■ ・・・・についての記述のうち、誤っているものはどれか
それぞれ3つの記述の中から一つを選ぶ、ということです。

(2)出題数:30問(三択 × 30問 = 実質90問)

(3)合格基準:70%以上の得点で合格

(4)試験時間:90分

ここでは、3択ではなく1問1答形式で作りました。
(3択においても1問1問が理解できていないと正解の一つが選択できませんからね。)

・正しければ「○」
・間違っていれば「×」
で解答してください。


目 次

(1)鳥獣の保護および管理並びに狩猟の適正化に関する法令の例題

(2)鳥獣に関する知識の例題

(3)猟具に関する知識の例題

(4)鳥獣の保護および管理に関する知識の例題

(5)まとめ

(6)都道府県別狩猟免許試験の日程


(1)鳥獣の保護および管理並びに狩猟の適正化に関する法令の例題

問題の下の「▶ 答」をクリック(タップ)すると答が表示されます。

問題1.
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の担当行政機関について、国では「環境省」、都道府県では「自然環境行政または農林行政担当部局」が担当している

【○】


問題2.
違法に捕獲した鳥獣は、卵、またははく製であっても譲渡や譲受けは禁止されている。

【○】


問題3.
狩猟免許を受けた者は、住所地の都道府県知事に事前に狩猟者登録を行えば全国どこの都道府県でも狩猟ができる。

【×】
狩猟を行う都道府県ごとに狩猟者登録しなければならない。
➡  参考記事


問題4.
ヌートリア、キツネ、ツキノワグマはすべて狩猟鳥獣である。

【○】


問題5.
公道、鳥獣保護区、休猟区はいずれも狩猟鳥獣の捕獲が禁止されている。

【○】


問題6.
第1種銃猟免許を所持している者が使用できる銃器は、散弾銃とライフル銃である。

【×】
空気銃も使用できる。ただし、使用する銃器の種類として装薬銃と空気銃を選択して第1種銃猟登録を行う必要がある。


問題7.
使用できる猟法は、狩猟免許の種類に応じて決められているが、一部の猟法については、鳥獣の保護繁殖等を図るために使用が禁止されている。

【○】
クマに対する箱罠やくくり罠の使用は禁止。


問題8.
空気散弾銃は半矢になる可能性が高いので使用が禁止されている。

【○】


問題9.
狩猟者登録証は、登録期間満了後30日以内に公安委員会に返納しなければならない。

【×】
都道府県知事に返納しなければならない。


問題10.
狩猟免許を取り消されて者は、その後1年間、取り消された狩猟免許を取得するための試験を受けることができない。

【×】
取り消し後3年間、受験できない。


問題11.
狩猟者登録証の記載内容変更について、住所または氏名に変更があったときは、遅滞なく登録を受けた都道府県知事に対して届け出をしなければならない。

【○】


問題12.
鳥獣保護区、休猟区、公道は原則として狩猟鳥獣の捕獲が禁止されている。

【○】


問題13.
ツキノワグマ、イノシシ、ニホンザルは、すべて狩猟鳥獣に指定されている。

【×】
ニホンザルは非狩猟鳥獣である。


問題14.
狩猟鳥に指定されている鳥類のヒナや卵は、狩猟期間中であれば採取や捕獲することができる。

【×】
狩猟鳥のヒナや卵は、狩猟の対象とされていない。


問題15.
狩猟免許の有効期限の最終日は9月14日である。

【○】
取得後3年目の9月14日が期限である。


問題16.
一日に捕獲できるキジバトの上限は5羽である。

【×】
10羽まで捕獲できる。


問題17.
垣やさくで囲まれた土地、または作物のある土地で鳥獣を捕獲する場合、必ずしもそ土地の占有者の承諾を得る必要はない。

【×】
土地占有者の承諾を得る必要がある。


問題18.
狩猟免許を受けている者であっても、狩猟者登録を受けていない場合は、狩猟期間中であっても狩猟鳥獣の捕獲を行うことはできない。(許可を受けた場合を除く)

【○】


問題19.
猟具に付ける標識について、わな及び網には、住所や氏名等を書いた標識を付けなければならない。

【○】


問題20.
第二種狩猟免許を取得している者が使用できる銃器は空気銃である。

【○】


問題21.
コジュケイ、ヤマシギ、スズガモ、ハシビロガモは、全て狩猟鳥獣である。

【○】


問題22.
コジュケイ、カワウ、カワラヒワは、すべて狩猟鳥である。

【×】
カワラヒワは非狩猟鳥である。


問題23.
第2種銃猟免許を取得していれば、ライフル銃を使用できる。

【×】
ライフル銃は使用できない。


問題24.
散弾銃の標準的な口径は12番または20番であり、 番数の大きい20番の方が口径が長い。

【×】
逆である。


問題25.
運航しているモーターボートからの発砲は原則として禁止されているが5ノット未満又は停泊していれば発砲はできる。

【○】


問題26.
狩猟免許の有効範囲は全国である。

【○】
全国で有効であるが、狩猟者登録は都道府県単位となる。


問題27.
狩猟免許の有効期限は当初は3年間であり、更新後は4年である。

【×】
新規に取得した当初は約3年であり、更新後はきっちり3年である。


問題28.
とりもちは危険性が小さい猟具であり使用できる。

【×】
とりもちを猟具として使用することはできない。


問題29.
据銃は人に危害を加える恐れがあるので原則として使用が禁止されているが例外として、センサー付きのものであれば使用できる。

【×】
据銃の使用は例外なく禁止されている。


問題30.
第2種銃猟免許を取得していれば、空気銃および散弾銃を使用できる。

【×】
散弾銃は使用できない。


問題31.
狩猟鳥の捕獲にあたっては「くくり罠」、「箱罠」を使用することができる。

【×】
「わな」は狩猟鳥の捕獲には使用できない。


問題32.
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律などに違反した場合は、違反の程度にかかわらず狩猟免許が取り消される 。

【×】
軽易な違反の場合には、取り消されないことがある。


問題33.
狩猟できる期間は全国一律で、11月15日~翌年2月15日までである。

【×】
北海道を除く都府県は11月15日~翌年2月15日まで。北海道は10月1日~翌年1月31日まで。


問題34.
放鳥獣猟区の中には、キジのメスでも捕獲できる猟区もある。

【○】


問題35.
鳥獣保護区から狩猟ができる場所に追い出せば、ニホンジカを捕獲できる。

【×】
鳥獣保護区からの獲物の追い出しは禁止されている。


問題36.
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律は、「猟銃の所持許可火薬類の譲渡、使用許可等について定めている。」

【×】
鳥獣保護管理事業計画、鳥獣保護区、鳥獣の捕獲許可、登録等に関する制度について定めている。


問題37.
わな免許を取得している者が使用できるワナは、くくりわな、箱ワナ、とらばさみである。

【×】
とらばさみの使用は禁止されている。


問題38.
狩猟免許の取得可能年齢について、第一種獣猟免許は20歳、わな猟免許は18歳、網猟免許は18歳である。

【○】


問題39.
狩猟者登録の期間について、北海道を除く地域は10月15日~翌年4月15日までである。

【○】

以上で「鳥獣の保護および管理並びに狩猟の適正化に関する法令の例題」は終りです。


(2)鳥獣に関する知識の例題

問題の下の「▶」をクリック(タップ)すると答が表示されます。

問題1.
鳥獣は、「目」、「科」、「属」、「種」の順に分類される。

【○】


問題2.
イタチはオス、メス同じくらいの大きさである。

【×】
イタチはオスの方が大きい。


問題3.
タヌキ、キツネはいずれもイヌ科の狩猟獣である。

【○】


問題4.
冬鳥とは、日本で冬の期間だけ見られる鳥類のことを言う。

【○】


問題5.
ノイヌは野生化した犬で、市街地で生活しているものをいう。

【×】
ノイヌは山野で自活している犬である。


問題6.
国内に生息する獣の種の数は約80種である。(モグラ、ネズミ、海棲委哺乳類を除く)

【○】


問題7.
カルガモは雌雄同色である。

【○】


問題8.
カモ類は、数㎝程度の長さの平たいくちばしをしている。

【○】


問題9.
ニホンジカは、オスだけに角があり、カモシカはオス・メス両方に角がある。

【○】


問題10.
ヒヨドリは一般的に夏鳥である。

【○】
ヒヨドリは国内で季節的に移動する漂鳥である。


問題11.
ヤマシギは、群れで行動する。

【×】
ヤマシギは単独行動が多い。


問題12.
キジやヤマドリは砂浴びをする。

【○】
ニワトリなどと同様砂浴びをする。


問題13.
キジバトとアオバトはほぼ同じ体の色をしている。

【×】
アオバトは顔~胸が明るい緑色である。


問題14.
捕獲後の血抜きのタイミングはいつでもよい。

【×】
捕獲後、速やかに血抜き処理することが重要。


問題15.
コジュケイは、低く直線的に飛ぶことが多い。

【○】
コジュケイ猟は水平撃ちになることが多いので十分注意する必要がある。


問題16.
イノシシは雑食性でタケノコなどの植物質のものや、ミミズ、カエルなどの動物質のものも食べる。

【○】


問題17.
日本で見られる鳥類のうち、約50%が渡り鳥である。

【×】
約80%が渡り鳥である。


問題18.
狩猟鳥獣は一般的に病気や寄生虫をもっていることが多いので、肉は生で食べない方が安全である。

【○】


問題19.
ゴイサギ、スズガモ、オナガガモはすべてカモの仲間である。

【×】
ゴイサギはカモの仲間ではない。


問題20.
オナガガモ、スズガモはいずれも冬鳥である。

【○】


問題21.
日本の国鳥はキジである。

【○】


問題22.
エゾライチョウは夏も冬も同じ色である。

【○】


問題23.
エゾシカは、本州に生息するニホンジカより小さい。

【×】
エゾシカの方が大きい。


問題24.
野生鳥獣への餌付けは、鳥獣の数を増やすため積極的に行った方がよい。

【×】
食害による農林水産被害を助長する恐れがあるのでやめた方がよい。


問題25.
キジとヤマドリのオスの胴体の大きさは、同じくらいであるが尾はキジの方が長い。

【×】
ヤマドリの方が長い。


問題26.
イタチは、夏毛、冬毛も同じ色である。

【○】


問題27.
オナガガモは一般的に冬鳥である。

【○】


以上で「鳥獣に関する知識の例題」終りです。


(3)猟具に関する知識の例題

管理人
管理人

目指す狩猟免許に関係ない問題はスルーしてください 😆

問題の下の「▶」をクリック(タップ)すると答が表示されます。

問題1.
コジュケイやタシギには9号前後の散弾を使用する。

【○】


問題2.
一般のスラッグ弾の最大有効射程は100メートルである。

【○】


問題3.
安全装置をかけておけば、脱包しなくても銃器を持ったまま飛び跳ねたりしても大丈夫である。

【×】
振動を与えると撃鉄がはずれ、暴発する恐れがある。


問題4.
自動銃は、発射の際に生じるガス圧や反動を利用して、実包の装填や空薬きょうの排出を行う散弾銃である。

【○】


問題5.
スラッグ弾はライフル銃で大型獣捕獲に使用する単体弾のことである。

【×】
スラッグ弾は散弾銃で使用できる単体弾である。


問題6.
銃の取り扱いに慣れるためには、空撃ちで練習するのが効果的である。

【×】
空撃ちは撃針やバネの損傷を招く恐れがある。


問題7.
「はこおとしわな」は天井部が落下するが、底板の数センチメートル上にある”さん”で止まって獲物を閉じ込めるわなである。

【○】


問題8.
「くくりわな」には、引きずり型、ピラミッド型、筒式イタチ捕獲器がある。

【○】


問題9.
筒式イタチ捕獲器のストッパーは、非狩猟鳥獣であるイタチのメスなどがかかった場合に、へい死しないように紐の途中にこぶしなどを作って首を絞めきらないようにするためのものである。

【○】


問題10.
くくりわなの締め付け防止金具は、くくりわなに獣がかかったとき、わなを固定した立木等にダメージを与えないようにするためのものである。

【×】
締め付け防止金具は、捕獲する意図がなかった獣がかかったとき、容易に開放できるようにするためのものである。


問題11.
くくり罠は鹿やイノシシなどの通り道に設置しておいた針金やワイヤーロープなどで作った輪によって、鹿やイノシシの脚をくくり捕えることができる。

【○】


問題12.
箱わなは、箱の中に獣が入り込むと、内部に張られた網にからめられることにより捕獲するわなのことである。

【×】
箱わなは、入り込んだ獣が餌をくわえて引いたりすると、出入り口が遮断され獣を閉じ込めて捕獲するわなのことである。


問題13.
ポンプ式空気銃は、ポンプによって炭酸ガスを圧縮する。

【×】
空気を圧縮する。


問題14.
スプリング式空気銃の弾丸の最大有効射程距離は、約10メートルである。

【×】
約30メートルである。


問題15.
ポンプ式空気銃は、ばねの復元力によるピストンの前進で空気を噴気孔から銃腔へ噴出させ、弾丸を発射する銃器である。

【×】
銃自体にとりつけられているレバーで空気を圧縮して蓄え、それを噴気孔から銃口へ噴出させ弾丸を発射する銃器である。


問題16.
ポンプ式空気銃の標準ポンプ回数は、1回から2回である。

【×】
3~5回。


問題17.
カモ類を捕獲するために水田に張ったはり網については、日没から日の出前までの夜間に限り、一晩中張りっぱなしにしておくことができる。

【×】
はり網を張りっぱなしにして使用することは禁止されている。ただし、ノウサギやユキウサギを捕獲するはり網はこの限りにあらず。


問題18.
むそう網には、「穂打ち」、「片むそう」、「双むそう」、「袖むそう」がある。

【○】

以上で「猟具に関する知識の例題」終りです。


(4)鳥獣の保護および管理に関する知識の例題

問題の下の「▶」をクリック(タップ)すると答が表示されます。

問題1.
錯誤捕獲とは、鳥獣保護区など狩猟が禁止されている場所で誤って鳥獣を捕獲することである。

【×】
錯誤捕獲とは、意図せずに、狩猟が禁止されている鳥獣を捕獲することである。


問題2.
錯誤捕獲してしまった場合は、速やかに放すか、必要に応じて関係行政機関に連絡し傷病鳥獣として保護する。

【○】


問題3.
農林水産物を食害する有害鳥獣はあらかじめ指定されており、狩猟者登録を受けていれば、狩猟期間外であっても捕獲ができる。

【×】
有害鳥獣捕獲を行うためには、捕獲しようとする鳥獣の種類や捕獲場所等に応じて、環境大臣、都道府県知事、市町村長のいずれかの許可を受けることが必要である。


問題4.
わなを同時に15個以上使用した場合は、錯誤捕獲が起きないよう朝晩、毎日2回見回りを行うことが鳥獣法で義務付けられている。

【×】
見回り回数についての義務付け規定はない。


問題5.
鳥獣は、増えすぎても減りすぎても問題があるので、適正な密度水準で維持されるのがよい。

【○】


問題6.
有害鳥獣捕獲を行うためには、捕獲しようとする鳥獣の種類や捕獲場所等に応じて、環境大臣、都道府県知事、あるいは市町村長のいずれかの許可を受けなければならない。

【○】


以上で終り。
お疲れ様でした。
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まとめ

冒頭でも書きましたが狩猟免許試験は、
・知識試験
・適性試験
・技能試験
があり、
知識試験 ⇒ 適性試験 ⇒ 技能試験
の順でおこなわれます。

ただし、適性試験、技能試験は知識試験合格しないと受けることができません。
また、知識試験適性試験の課題は免許の種類に関係なくほぼ共通となります。

知識試験での「法令」に関する問題は狩猟免許の種類に関係なく出題されます。

あと、三肢択一形式の問題では、
・適切なものはどれか
・正しいのはどれか
・誤っているものはどれか

以上のような設問になりますので、設問の意図を逆に捉えないように要注意!

具体的には、次のように出題されます。

【問】狩猟に関する法律について、次の記述のうち適切なものはどれか。
ア 狩猟に関する仕組みは、鳥獣保護管理法に規定されている。
イ 狩猟に関する仕組みは、自然環境保全法および鳥獣保護管理法に規定されている。
ウ 狩猟に関する仕組みは、絶滅のおそれのある野生動物の種の保存に関する法律及び鳥獣保護管理法に規定されている。

【答】ア


都道府県別狩猟免許試験の日程

調べたい都道府県名をクリック(タップ)すると当該県のページへリンクします。
※ 一部リンクしない県があります。

東北・北海道 関東 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄
青森県 茨城県 愛知県 大阪府 岡山県 愛媛県 大分県
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北海道 栃木県 長野県 宮崎県
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・・・・・・・・・・・・・

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